2012年5月20日 (日)

KORIN降臨

人生いつも残高不足、カモノハシです。

ついにカード会社から督促状が来ました。2月3月は収入がないのに、カードであれこれ買い物をしたツケが回ってきました。
A級戦犯の高額商品がこちら。Kogotaikan 先輩の古典の先生が大絶賛、「ぜひ、お買いになるべきです」と言われて、つい舞台から飛び降りてしまいました。
確かに、悪しきノリナガ主義に毒された国語学者たちのせいで、「漢語は日本語ではない」とばかりに、古語辞典はどれもこれも漢語に冷淡であることに長年不満を抱いていたので、この辞典は画期的であると思います。
買ったこと自体は後悔していませんが、それにしてもこの値段。しかも、この手の辞典の常として、予定刊行巻数は増加する可能性が高い。果たして、二巻目以降も買えるのだろうか。家では「あ行」しか引けない、ということにならなけりゃいいけど。

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2012年1月20日 (金)

長江遙かなり

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「清明上河図」を観に、東博の「北京故宮博物院200選」展に行ってきました。
公式HPで毎日混雑状況がUPされているのでチェックしたら、入場まで60分、「清明上河図」を見るのに240分などというとんでもないことになっている。要するに見るのに5時間もかかる。少しでも並ぶ時間を短縮しようと思ったら、開館前に並ぶか、閉館間際に並ぶか、ふたつしかないように思われます。

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2011年11月 4日 (金)

「春日の風景」ふたたび

201111032930 根津美術館の「春日の風景」展、二度目の訪問です。
今回は、女子大の学生さんたち10人ほどを引率してきました。
二回目ともなると、展示品の説明も立て板に水、ほとんどボランティアガイドです。

根津美術館は初めての学生さんも多いので、展示を見た後は庭を散策。
写真は庭にあった道標。どうやら奈良にあったもののようで、裏には、「高野道」「伊勢道」などと書かれてあります。
これも春日の風景の一部でしょうか。

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2011年10月29日 (土)

人間万事西行猫

201110282917 エクステンションセンターの受講生の方から招待券をいただいたので、新宿歴史博物館へ「『蜀山人』大田南畝と江戸の町」展を観に行ってきました。
先日古いベルトを締めてみたらウエストが穴二つ分も太くなっていることにショックを受けて、お天気もいいので自転車で出かけることにしました。靖国通りをほぼ真っ直ぐ、30分ほどで到着です。ちょっと地味ですが、南畝の人柄を偲ばせるいい展示でした。

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2010年11月12日 (金)

天狗再び!

先日観に行った横浜の「天狗推参!」展の内容が、女子大でやっている「日本の神と仏」を扱った授業にぴったりなので、学生さんを連れて二度目の参観にでかけました。
金曜日の夜間開館をねらっていったので、小学生の団体に邪魔されることもなく、ゆっくりと見て回ることができました。

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2010年10月 7日 (木)

ニッポンの夜明けは近いのか

長のつくものにはなったことがなく、賞のつくものは貰ったことがないカモノハシです。
マスコミは囃しているけど、評価されたのは30年も前の業績。文科省も企業も、今みたいなことをやっていては、20年後には中国人科学者が次々と受賞ということになってるんだろうなぁ。でも、なかなか金にならない基礎研究をやっている科学者にとって、ノーベル賞っていうのはやはり大きなモチベーションなんだなぁと、改めて感じ入りました。ノーベル賞にも金にも縁のない人文系の研究者は、何をモチベーションにすればいいんですかね。
ま、いずれにしても、僕は長にも賞にも縁のない生き方で結構です。なまじ長になったり賞を貰ったりしたら、天狗になってしまいかねないし

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というわけで、行って参りました天狗推参!」(強引な前振りでした)
いつものように中華街でランチを食べたあと、中秋節限定特製月餅の販売期間がもう終わってしまうので、翠香園に寄って「金銀肉月(金華ハム入り月餅)」をふたつばかり買ってから、馬車道の神奈川県立歴史博物館へでかけました。
さて、展示はというと、天狗がテーマの展覧会といっても、天狗そのものより、天狗周辺のものが多かったような気がします。

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2010年7月21日 (水)

優勝逃しました

すっかりタコが嫌いになったカモノハシです。

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というわけで暑気払いに上野の博物館へ。
「誕生!中国文明」展を観に参りました。
毎度のことながら、中国関連の展覧会は、そのモノの凄さに圧倒されます。
今回は中原(ちゅうげん)と呼ばれた河南省出土の文物が中心ですが、まあ、ものすごいです。圧倒的な技術力と経済力の前に、思わずひれ伏してしまいます。そりゃ「本気出したら、日本を抜くのはわけはない」って、思うよな。
全面にゴテゴテと装飾の施された春秋時代の鼎の前で、思わず「こりゃ、すげぇ」と声に出して呻ってしまいました。
金縷玉衣は、実物を見るのはこれが三体目。こんなのが、いくつも埋まってんだもん。

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2009年12月 6日 (日)

本当の金持ち

ついに年寄りの証、遠近両用眼鏡を作ってしまったカモノハシです。
強膜バックリング手術以来、日に日に乱視と老眼が進んで、もはや老眼鏡なしではテキストを読めなくなってしまいました。でも視力自体は0.6程度あるので、自動車を運転する時を除いては、日常生活は眼鏡なしでもさほど不自由しません。ただ、乱視のせいであらゆるものが二重に見えるので、細かい文字や絵を見るときは、眼鏡が必要になります。ここ1ヶ月くらい毎週のように展覧会に出かけたのですが、1m以上離れた掛け軸と手前の解説とを交互に見ようとすると、2種類の眼鏡を掛けたり外したりしなければなりません。展示品ごとに掛けたり外したりをやっているとさすがに煩わしく、「えーい、めんどっくさい。遠近両用が欲しいっ」ということになりました。そんなとき、ちょうど和真の「遠近両用フェア」の折り込みチラシが入ったので、大学の帰りに覗いて、作ってしまいました。
なんだかんだ言って、目の手術をしてから、ほぼ一年に一個のペースで眼鏡を作っていることに。その前は10年に一個だったので、えらいペースです。近視用×2、老眼用×3、遠近両用×1。これだけあれば充分でしょう。もうしばらくは、眼鏡作るのやめようっと。

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2009年9月15日 (火)

大阪とんぼ返りツアー

連休を過ぎると授業が本格的に始まってしまい、ほとんど時間がとれないことがわかったので、思い切って大阪まで日帰りで「道教の美術展」のプレ・オープン(内覧会)を見に行くことにしました。
JR東海の格安「日帰り1day大阪パック」で行こうとしたら、2名以上でないと申し込めないとかで、1名でもOKの京都パックにする。「そういう方は少なくない」そうで、要望が多いので10月1日以降、大阪便も1名から申し込めるようになるとか(だったら、もっと早くしろよ)。まあ、京都~大阪は30分なので、在来線や私鉄で移動すればすむ。ただ問題は、京都には朝8時半に着いてしまうこと。内覧会の始まる午後3時まで、どこかで時間をつぶさなければならない。何かいい展覧会はやってないかと調べてみたけど、月曜なのでどこも休館日。おっ、大阪歴史博物館は火曜が休みじゃないか。どれどれ何をやっているのかな?えーと、「伊勢神宮と神々の美術」(爆)上野で悪口を言ったせいだな。神罰てきめん、とはこのことか。ただ、関連企画で「大坂のお伊勢参りとおかげまいり」という独自展示をやっているらしいから、それでも見に行ってみようか。

Iwashimizu というわけで、京都から大阪への移動の途中、久々に石清水八幡宮に寄ってみることにしました。学生時代以来なので、実に30年ぶりの参詣です。駅に降り立つと、「日本三大勅祭石清水祭」のポスターが。なになに「9月15日」(!)くそー、やられた。「宗廟」つながりで八幡にまで手を回していやがったか。神罰、おそるべし。
もちろん、なわけはなくて、旧暦8月15日の神幸祭と放生会を、9月にやっているわけですね。

20090914759 でも、乗客2名のケーブルカーで山上にあがると、ちょうど神職立ちが明日の祭礼の予行演習をしているところで、拝殿の前に立っていたら、普段は閉じられている扉が開いて、中に据えられた神輿を拝むことができました。ラッキー!

左は、「今月のお言葉」だそうです。
三好長慶、なかなかいいこと言うなあ。伊勢もこのくらい謙虚であって欲しいですね。(また、罰があたるかな)

20090914766 こちらはかわいらしい鳩みくじ。木彫りの鳩がおみくじを抱えています。ちなみにおみくじは「吉」でした。「吾が心、清々し」だそうです。
参道をてくてく歩いて下っていくと、途中で猫に出会いました。参道には親子連れの猫が何組かいて、この母猫は人なつこくて、撫でさせてくれました。

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参道を降りきったところに、前回来たときは気づかなかった「相槌神社」なるものがありました。扁額に「三条小鍛冶」とあります。はて?小鍛冶の相槌を打ったのは伏見稲荷の化身だったはず。なぜ、稲荷が八幡で相槌を打っているのか?あとで調べてみましょう。
放生会は川で行われるようで、放生池は手入れもされず荒れ果てていました。30年前に来たときは、放生池はもっときれいだった記憶があるけどなあ。
20090914782 男山の麓に行教開基と伝える神應寺という禅寺があります。こちらも初めて訪れます。山門をくぐり、急な石段を登っていくと、ちょっと変わった毛色の猫がお出迎え。いきなり頭から突進してきて、こちらの肩に手をかけて「遊んで、遊んで」と甘えてきました。
今日は、どうも猫に出会う日のようです。

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2009年7月23日 (木)

皆既日食記念

前回の皆既日食の時は、半ズボンの小学生だったカモノハシです。
Isejingu_2 皆既日食と言えば、天岩戸隠れということで、東博で開催中の「伊勢神宮と神々の美術」展に行ってきました。平成館に入ると、なんと会場は東半分だけで、ちょっとイヤな予感がしました。たいていの特別展は全部使ってやるのに、半分ってどういうこと?
展示は4つのパートからなっていて、
第一章 神宮の歴史と信仰
第二章 遷宮と古神宝
第三章 今に伝える神宝
第四章 神々の姿

ですが、神宮の古い資料は二章の初めのところまで、古神宝の途中からは沖の島の出土物になって(一応関連はあるんだけどね)、三章は徴古館に行けばいつでも見られる近代の神宝、四章にいたっては伊勢のものは皆無。普通の人なら、30分で見終わってしまうでしょう。これじゃぁ、物足りないぞっ。
改めて、伊勢って何もないんだなと、再認識した次第。出ていた古い資料も、ほとんどが中世のもので、伊勢神宮は中世の神社であるという、考えてみれば至極当然のことも再確認させられました。もともと展示できるようなものがあまりないんだから、4本しか現存しない参詣曼荼羅を、ケチケチ小出しにするようなセコイことはせずに、全部ドーンと並べて見せて欲しかった。コチョコチョ入れ替えれば、3回、4回見に来る人がいるかも、という主催者のさもしさが透けて見えて、すごーくイヤ。全部いっぺんに見せた方が、話題になって、観客が増えるかもしれないのに。
しかも、神宮が一番賑わったはずの近世の資料は全くなし。以前紹介した埼玉県立歴史と民俗の博物館で開催された「お伊勢さんと武蔵」展には、「大大神楽」や「鳥名子舞」の貴重な資料が出ていて、近世のお伊勢参りの様子がわかって、とても面白かっただけに、なぜああした近世の資料をださなかったのか。そうした方が、伊勢神宮というものを、より通史的に、網羅的に捕らえることができたと思うだけに、ちょっと残念です。
期待しただけに、全体にがっかり感が強い展覧会でした。

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