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2009年2月18日 (水)

リトル・ドラマー・ボーイ!

ここ3日ほど、自分が出ているビデオを、チェックのために50本近く見続けて、ちょっと自分のことが嫌いになりかけているカモノハシです。
よく若い新人歌手で、最初出て来たときはどこにでもいそうなオネーチャンだったのが、見る見るうちにキレイになってゆくのを観て、人に見られるのを意識するってスゴイことなのねと思っていたのだけれど。あれって、オンエアを自分でチェックしてると、自分が他人からどう見えているかがよくわかるので、よりよく見えるように意識して修整を加えてゆくからなんだなぁ、と得心してしまいました。ホント、それくらい自分の欠点がいっぱい見えちゃう。
もちろん、もはや手遅れの(しかも向上心がない)オジサンの場合は、まるで鏡の前のガマガエルよろしく、タラリタラ~リと冷や汗をかきながら、この苦行に耐えるだけなので、決してキレイにはなりません。自分大好きのケムマキ・ケムゾウくんが羨ましいです、ニンニン。

Kiyomizutou さて、週末は恒例の円満井会定例能へ出かけて参りました。
今回は、親友のモリさんがシテを務めるというので、少し早めに出かけたのですが、最初から最後までずっと満席で、びっくりしました。モリさんのおかげでずいぶん能に足を運ぶようになりましたが、それでも終始満席というのは記憶にありません。喜ばしいことではありますが、いったい何があったんでしょう。
さて肝心の演目は「花月」。天狗にさらわれた美少年が、清水寺の門前で父と再会を果たす話で、後半の少年の曲舞や鞨鼓を鳴らしての舞踏が見せ場です。
モリさんは、面を着けても声がきちんと通って、詞章もわかりやすく、上出来だったと思います。舞いはちょっと堅いところも見受けられましたが、それがかえって少年らしい初々しさを醸し出していて、よかったように思いました。
モリさんは、能楽師として、また一歩階段を上がったような気がします。

写真は、去年行った清水寺の子安塔。明治の神仏分離までは、清水寺の山門のすぐ前にあったとされています。花月少年は、清水の門前で、父の求めに応じて舞いを披露したことになっていて、あるいは、この子安塔の前であったやもしれません。

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