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2007年12月29日 (土)

今年を1字で表すと

今日は、当初予定していた研究会が流れたので、昼過ぎまで爆睡。起きて、家の掃除を少しばかり。不燃ゴミの収集は明日が最後なので、主に1階のゴミを片付けただけで、3階の自室の掃除は、いまだ手つかず。
夜になって、懸案の年賀状制作にとりかかる。だいぶ前から、家中の美術の本や展覧会の図録を片っ端からめくって捜しているのだけれど、「これなら」という鼠の絵が見つからないんだよねぇ。鼠って、あっても隅っこに小さく描かれていることがほとんどで、使えるようなものがなかなかない。2
去年は、これを見つけた瞬間、よしっと決まったんだけどなぁ。
と、呻吟することしばし。追いつめられた僕は、ついに誘惑に駆られて、学者として越えてはならぬ一線を越えてしまいましたぁあああ。
来年の年賀状の図案は、まさにこの2007年を象徴するような画題。僕の学者生命を賭けた衝撃作です。届いた方は、お楽しみに。

明日から大晦日の夜まで、大宮で年内最後の講習です。わが家は、冬コミのために地方から上京する強者どもに占拠されて、腐女子の梁山泊と化すので、僕は大宮のホテル住まいとなります。
それでは、皆様よいお年を。

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2007年12月28日 (金)

今月の本など

結局、昨日の晩飯も、柏のインド料理屋で、キレイなお姉さんの乱舞を見ながらカシミール・カレーを食したカモノハシです。
でも、昨日は気づいたことがひとつ。最新のビデオクリップに登場する美男子は、脂っこいオヤジではなくて、スマートなヤサ男が多くなっていたこと。ご存知のように、インドは今空前の高度成長の真っ最中。社会全体が大きく変化を遂げています。それなのに、イイ男の基準に変化がないのはおかしいなぁと思っていたのですが、僕の情報がやや古かったのか、やはり確実に変化は訪れているようです。鼻の下にひげを蓄えたチョイデブではなく、頬と顎に無精ひげのセクシーな男にシフトしている模様。ただし、顔はとことん濃ゆいです。

今日は今日とて、日暮里のトルコレストランざくろでランチ。1000円で「もう、食べられません、ごめんなさい」というくらいの量が出てくるこのお店はオススメです。夜は予約なしでは入れない人気店ですが、ランチタイムは比較的すいていて狙い目。食べ過ぎて苦しいので、腹ごなしに谷中墓地で顔なじみの猫さんたちを撫で回してから、仕事へ。年内最後の柏での仕事なので、例のスパイス屋へ行って、いろいろ物色。またDVDを選んでいたら、店のオヤジが両手を耳の後ろでヒラヒラさせながら「お祈りの時間だから」というので、あわてて勘定を済ませて退散する。なぜだか、エスニックな日々。

Hongoh 今回はCDの話だったので、今回は本の話でも。
今読んでいるのは、こちらの二冊。
まず一冊目は、本郷和人『武士から王へ』(ちくま新書)
筆者は、石井進・五味文彦の弟子で、史料編纂所にいたバリバリの史料屋さん。出講先でお目にかかったことがありますが、同類の匂いがしました。若手の中世史研究者の中では、信頼に足る人ではないかと思います。

Yamaguchiもう一冊は、山口謡司『日本語の奇跡』(新潮新書)
筆者は中国文献学が専門らしい。中国学を専門とする研究者が語る日本語論というところにピンと来るものを感じて、新聞広告を見てすぐ買いました。国語学者が書く日本語論は、どうしてもコトバ偏重で、文字、特に漢字に対する向き合い方に不満を感じることが多いです。この本では、仮名・漢字・梵字(サンスクリット)の関係を語りつつ、新しい日本語像を描き出そうとしています。
僕自身も、授業でしばしば仮名と漢字の問題を取り上げます。それは、この本の筆者も言っているように、「日本語」(を含む日本文化)にとって重要なのは、漢字文化との関係によって日本語が発展してきたことであると考えるからです。もちろん「原日本語」を求めることが無意味だとは思いませんが、「日本語」は最初から固有のコトバとして「あった」のではなく、漢字との関係性の中から「日本語になってきた」のだと考えるからです。それは、ちょうど「神道」と仏教の関係とよく似ています。その意味で、この本は、僕の意を強くするものでした。

日本語の発展におけるサンスクリットの影響を、ここまできちんと扱った一般書はなかったのではないでしょうか。そういえば、インド料理が伝わらなかったら、カレーライスもカレーパンもカレーうどんもなかったのだ。やっぱ、これからはインドですね。韓流の次は印流ブームだ。オバサマたちがヨン様じゃなくて、「アリ様~」なんて叫ぶ時代が来るのでしょうか。たぶん、それはないわな。カレーの食べ過ぎで、ちょっと変な夢を見ました。

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2007年12月26日 (水)

今年のCDいろいろ

昨日のクリスマス・イブは、成城寺小屋で「花祭特別講座~昭和初期の花祭とその周辺~」を聴講に行って、結局そのまま飲み会になだれ込んでしまったカモノハシです。(「花祭り=日本のクリスマス」ということにしておこう)。今回もアチック・ミュージアムが残した花祭りの映像を見たのですが、それにしても、渋沢敬三という人がなしたことのすごさには感嘆するばかりです。日本にも、かつては渋沢敬三とか大原孫三郎とか、文化のなんたるかを理解している財界人が何人もいたんですよねぇ。それに引き替え、今は、あの恥ずかしい経団連会長を始めとして、目の前の銭のことしか頭にない連中ばかり。ミートホープも赤福も吉兆も、決して特殊な事例なわけではなくて、上から下まで「儲けたもんが勝ち」という風潮が生み出したんだということも、フジオちゃんにはわからないんだろうなぁ。

などと、今年を振り返りつつ、年末なので、今年買ったCDから印象に残ったものをいくつかピックアップ。例によって、ほとんどが中古CD屋や輸入CD屋のセールのワゴンから掘り出したものです。
Reneeolstead 今年のイチオシは、これ。Renee Olstead のデビューアルバム。新星堂の輸入盤投げ売りワゴンセールからのジャケ買いですが、この色っぽいお姉さん、調べてみたらなんとびっくり15歳(当時)です。しかも、歌はもっとすごい。Summertime とか Someone to Watch over Me とかJAZZのスタンダードを歌っているのですが、その表現力たるや、完全に大人顔負け。美空ひばりか、と思ってしまいました。知らない方はぜひ聴いてみてください。 

Carla_bruni こちらも同じ時に、やはりジャケ買いした一枚、Carla Bruni の"quelqu'un m'a dit"。フランス語の歌詞なので買ったのですが、しっとりとしたアコースティックなシャンソンです。Carla Bruni って名前、なんか最近耳にしたことありません?そう、例のサルコジ大統領の新しい彼女として話題となっている彼女ですよ。半年以上前に買ったのですが、最近また引っ張り出して聴いてて、あれっと気がつきました。サルコジさん、女性の趣味は悪くないようです。

Tsf フランスものをもう一枚。こちらは、TSFという男女五人組のJAZZコーラスグループの"LA COMPILATION"というアルバム。ひとことで言えば、フランス版マンハッタン・トランスファーです。”サヴォイでストンプ”とか歌ってて、オシャレです。

 

Norahjones オシャレといえば、こちらは台湾版と思われるNorah Jones のライブDVD。格安(1000円未満)だったので、思わず買ってしまいました。もちろん、中国語で歌っているわけではありません。紙ジャケットが場所をとらなくて、いいです。日本でも、こういう紙ジャケット仕様のDVD出して欲しいです。

 

 

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2007年12月23日 (日)

JAZZときどきインド

Gloria 今日は後輩のhide-G君が属するJazz Big Band, New Gloria Swing Orchestra の年1回のリサイタルなので、仕事の前に赤坂まで出かけました。
初めて見に行った7,8年前は、メンバーの入れ替わりもあって、ややこしい曲だと「手に汗握る」演奏でしたが、最近はアンサンブルもよくなって、すごくうまくなったという感じがします。今となっては、かつてのハラハラドキドキ感が懐かしくさえあります。ここ数年、クリスマス前に開かれるのが恒例となっているので、グロリアのリサイタルを見ると、「あー、今年もいよいよ終わりだなー」と思います。

今週は柏でお仕事。飯でも食おうと仕事場の近くをうろうろしていたら、新しいスパイス屋さんが開店しているのを発見。早速覗いてみると、主にインド料理向けのスパイスや食材を扱っている。驚いたのはその種類の豊富なことと、値段の安いこと。レンズ豆200円とかに感激して、あれこれ買い込む。奥の棚にはCDやDVDなども並べて売っている。
僕の外食パターンは、1位はもちろん中華料理ですが、それに次ぐ2位はインド料理。見つけたら、たいてい入ってみます。特に最近、東京はインド料理屋の数が増えているようで、それもインド人だけじゃなく、パキスタンやネパール系の店が増えてきているような気がします。
最近のインド料理屋は、インドのミュージック・ビデオが流れていることが多いのだけれど、ご存知のようにインドの女優さんたちときたら、ちょっとあり得ないくらいの超美人揃い。たいていは、すっかり呆けた顔になって見惚れながらカレーを食べることになります。(それにしても、女優さんたちの完璧なまでの美しさに較べて、男の方は何だか太った”プリンス”みたいな中年男ばかりで、イケメンがいないのは何故なんでしょうね。たぶん「イイ男」の基準が違うんだと思うんですが。)インドのミュージック・ビデオの醍醐味は、女優さんの美しさはもちろんだけど、なんといってもダンスのすごさ。あの群舞シーンを見てしまうと、ジャネット・ジャクソンなんか子供のお遊戯に見えてしまう。とにかくすごいです。
Rai というわけで、前からあのカレー屋で流れているビデオが欲しいなあと思っていたので、「世界一の美女」とも言われたAishwarya Rai を始め何人かの美人スターのMVが、な、な、なんと70本!も入って500円というDVDを買ってしまいました。今度から、ウチでカレー作って食べるときは、これをかけながら食べることにします。カレーパーティをなさるときは呼んでいただければ、DVD持参で参上いたしますです。

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2007年12月 8日 (土)

十日市

Ohmiya 今年は新型インフルエンザが猛威を振るいそうだということで、年末のタイトなスケジュールを前に、予防接種をしてきたカモノハシです。
喘息持ちなので、風邪をひかないようにいつも気をつけてはいるのですが、感染力の強いインフルエンザが大流行したら、なかなか防ぎきれないですからね。
ところで、10日の月曜日は、大宮の氷川神社恒例の十日市です。2年ほど前にたまたまその日仕事があって出かけたので、見に行ってびっくり!氷川神社には1㎞近いそれは立派な参道があるのですが、その参道と脇を平行して走る車道に、両側びっしりと数百の露店が出るのです。関東中のテキ屋が集まっちゃったのじゃないかと思うくらいの壮観な光景です。もうありとあらゆる種類の露店が出ています。驚いたのは、神棚を売る神仏具店の露店がいくつもでていたこと。何万円もする立派な神棚が、キティちゃんのお面なんかと同様にぶら下げて売られている。まさか神棚を、熊手や達磨を買うような感覚で買うとは思っていなかったので、びっくりしました。たしかに仏壇と違って、神棚は買い換えるものだもんね。
今年は月曜日に当たってしまったので行けませんが、ぜひ行ってみられることをオススメします。露店巡りだけで、半日は遊べますよ。東北上越新幹線の駅という印象ぐらいしかなくて、今年は話題の鉄道博物館がOPENしたおかげで、やたらに子供連れの姿を見ることが多くなった大宮ですが、十日市を見ると、さすが伊達に武蔵国一宮を張ってたわけじゃない、「大宮」と呼ばれるだけのことはある、と納得してしまいます。

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2007年12月 3日 (月)

羽黒修験

Shoureisai 予定していた調査が中止になったので、成城寺小屋特別講座「写真家内藤正敏が語る、羽黒修験の松例祭」を聴きに行きました。
羽黒修験についてはほとんど知らなかったのですが、いやあ、とにかくおもしろい!!仏教・神道・道教・陰陽道がごった煮の修験道の面目躍如です。当然明治の神仏分離の時には徹底してやられたにもかかわらず、よくここまで復興したと思います。なかでもこの松例祭はすごい。大晦日から元旦に懸けて行われる大松明を使った「鬼やらい」の意味を持ったお祭りなのですが、登場する松聖や、烏と兎、それに松打と呼ばれる正体不明の不思議な神(ポスターに写っているのがそれ)など、見所満載です。
成城寺小屋では、今年の大晦日この祭を見に行くツアーを企画しているとのこと。内藤さんの話を聞いて、僕もぜひ行ってみたいと思ったのですが、残念ながら例によって大晦日の夕方まで仕事が入っているので、断念せざるをえません。でも、絶対おもしろいこと請け合いですので、祭や修験に関心のある方は、ぜひ見に行かれることをオススメします。お問い合わせは、成城寺小屋(TEL044-932-8687)まで。
また松例祭について、どんな祭なのか詳しくお知りになりたい方は、内藤正敏『鬼と修験のフォークロア』(法政大学出版局、2007)を参考にされるとよいと思います。
というわけで、今年も「師走」になってしまいました。僕はといえば、例年と同様、大晦日まで土・日も休みなくほとんど仕事の予定です。ラスト一枚になったカレンダーにびっちり印が付いているのを見ると、嬉しくもあり、またこうやって慌ただしく年の暮れを駆け抜けてゆくのかと思うと、寂しくもあり。ともあれ、師走です。皆様もお風邪など召されませぬよう。

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